手術翌日

2 入院〜退院
2014/12/05 Fri.
手術から6時間後の夜中、水分摂取可となり
看護師さんが冷蔵庫のペットボトルに
ストローをさしてくれるが
寝たままだとこぼれるので諦める。

朝には起き上がれだろうし
いざとなればナースコール。
でも長く寝る事になればこぼれない
物は必要かと体験して初めて気付く。

度々様子を見に来る看護師さんの気配で
睡眠が浅かったのは間違いなく
朝方、腰が痛いと訴えると横を向いて
良いと言われる。
同室の人は、痛い腰にタオルを当てて
もらったと言ってたが、お願いする前にその姿無し。
遠慮しては駄目だ、まだ体がカチコチ、
自由が効かないのだから。

7時前、針を残したまま点滴を外し
ドレーンの排液を捨て、温かいタオルで
身体を拭いて貰いカチコチだった体がほぐれ
導尿ラインも外れる。
排液は術後なのでかなり赤く、
量*が減らないと退院時にドレーンバックを
お持ち帰りとなると聞きビビる。
*量:50cc以下

脚の血栓予防装置も外れ
歩く練習を始めるがこれは問題なし。
その後主治医の回診で傷は良いですね、の言葉に安心。
待ちに待った朝食は全がゆに消火の良さそうなおかず。
午前中、残っていた点滴の針も外れ身軽になる。
とは言っても退院までは斜めがけのドレーンバッグ付き。
微熱はあるが電話をかけて良いエリアから両親に電話。

141205-0

空気圧で脚の血栓を
予防する装置

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1日に何度も来てくれる看護士さんに
胸の写真を撮って貰い初めてその全容を見る。
胸は予想以上の傷だ。
全体が赤く切除跡に血の塊が見え、
腋の下からドレーンが、生えるが如くピョンと飛び出し
上から見るのとは大違い。
ああ自分の体はこうなったのだ、
確かに切ったのだと再認識。

鉄板を入れた様な胸の痛みは、
左手iPhoneで調べると「侵害受容性疼痛」とある。
もともと弱い喉は、手術中口を大きく開け気道を
確保していたせいで喉はガラガラ、部屋も乾燥、
喉が痛く咳が出始め、
用意しておいたノド飴が役に立つ。

夕食後同室の人達から、昨日の手術なのに
もう腕が使えてスゴイと言われる。
腕に力を入れる事は出来ないが
食事のトレーくらいは運べる。
だいたいじっとしていられない性格、
体の為にも動いた方が良いと勝手な判断だ。
入院してすぐ声をかけてくれた向いの
オバサマを始めとしみな親切で優しくホッとする。

ケセラ の紹介

*2014年12月 乳がん手術・腋窩リンパ節郭清(G病院) *2015年1月 化学治療開始(抗がん剤・分子標的薬:AC、DHP+HP)、放射線治療30回を経てホルモン療法開始。 *2017年1月 LVA(リンパ管静脈吻合術・東大病院) *2023 現在ホルモン療法続行中
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