ジーラスタ

4-1.抗がん剤治療AC 2/4
2015/02/10 Tue.　AC2-翌日
空調が一定で快適なホテル
夜中目が覚めiPhonにSiriで日記作成。

朝食ビュッフェの洋食はパス、
さっぱりした物にしか目が向かず
食欲は落ちている。
が、症状が進んでも
食べられる時に少しずつ口に運べば
良いのだからあまり気にしないでおこう。

食後、投与後3日間服用する薬を飲み
リハビリセンターに予約入れチェックアウト、
入院中に同室だったガン友が
ハーセプチンの初回投与で
入院しているので顔を見にいく。
同室期間が短いが旧友会うよう。
でも若い彼女にとっては、私は旧友じゃなく
かつての担任の先生に会う気持ち？
副作用もあるけど、とりあえず笑顔で
話せることに2人して感謝。

[内科受診]
昨日のAC投与から24時間経過し
好中球数を下げない為にジーラスタ皮下注
3.6mg 0.36mlを、左上腕外側に注射。
痛烈に痛いが、これで数値が
下がらずに済むなら嬉しく
帰宅しiPhone片手に21時すぎ眠りに落ちる。

（AC初回投与2週間目に白血球と
 好中球数が激減、高熱で意識朦朧、
フィルグラスチムBS注75μgを
3日連続注射★という痛い目にあったが
ジーラスタは抗がん剤投与1期間につき1度で済む
（但し投与の翌日に接種が原則）

＜ジータスタ＞
2014年11月に発売開始
ジーラスタは商品名で分類は
”顆粒状コロニー形成刺激因子製剤。
（持続性G-CSF製剤）
がんの化学療法の副作用で好中球減少症が
発現した場合、感染リスクが高まり
重篤な場合は生命の危険に陥る事がある。
そのため減少した好中球数を回復させる為に
治療薬のG-CSF製剤を投与する必要があるが
フィルグラスチムが1日1回の連日投与
なのに対し、
ジーラスタは化学療法1サイクルに1回で済む為、
患者の通院負担、感染症発症リスクが
低減する利点がある。
副作用としてショック、間質性肺炎、
急性呼吸窮迫症候群、アナフィラキシー等。

▶ジーラスタ（2023年10月改訂)

保険負担が無ければ10万円以上の皮下注射、
様々な問題を含んでいても
日本の公的医療保険制度も捨てたモノじゃない

＜好中球＞
好中球は白血球の一種で、白血球成分の
45〜65%を占め、体外から侵入する
ウイルスや細菌、真菌感染から体を守る
働きをする。
白血球の正常範囲は4,000〜9,000μｌで
好中球の正常値は白血球数百分率で
40〜70%とされ、一般的に2,000個より減少すると
「好中球減少症」と呼ばれる。
また、抗がん剤による骨髄抑制の影響で、
好中球は投与後7〜14日頃に最も減少。
好中球が減少すると免疫力が低下し
感染症を起こしやすくなる。
37.5℃以上の発熱や倦怠感などは要注意。
感染症には抗生物質が処方
必要に応じ好中球数を増加させる効果のある
薬剤（G-CFC＊)を処方

＊G-CFC薬剤例
・フィルグラスチムBS注75μg、
・ジーラスタ皮下注

続き⇒
好中球数-続編 2015/02/11 Wed.AC2-3日目

＊＊関連ページ＊＊
★3日連続でフィルグラスチム注射
白血球減少　　　　 2015/02/02記
注射・脱毛始まる　 2015/02/03記
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