2 入院〜退院
2014/12/03 Wed.
PCのバックアップを取って眠りについたのは
何時だっただろう。
朝、近くに住む母が病院まで送ると言うが辞退、
それでも最寄りの駅まで来てくれる。
単身電車で入院、なんて珍しい事でも
ないだろうけど、コロコロキャリーで来るんだった。
荷物は重いし、それに心細い･･･
頼りにしたいけど息子はまだ学生、
全てを預けるにはまだ早いと思うと淋シイ。
形だけでも誰か横にいたら･･･
哀れなオバサンに見えないでしょ？
･･･ただ今日の格好はどこから見ても
朝から遊びに行く脳天気オバサン。
病院着、入院手続きを終え病棟へ移動、
30分待って案内された部屋は4人部屋の窓側。
窓側は差額ベッド代が発生するが
希望の通路側に空きが無いから仕方無い
･･･けど景色が良い。
今後の予定を聞いて病衣に着替え
ただの患者だった自分が”入院患者”になる。
私服で病棟ウロウロは目立つが、
病衣だと落ち着くのが何だか可笑しい。
初めての病院食（昼食）は、揚げ野菜が
載ったカレーで美味しくて満足。
午後遅い時間のオリエンテーションの後
院内のコンビニへ手術時に使うT字帯、
術後必要になる胸帯、水等買いに行き戻ると
デイルームで何やら楽しそうな集団を発見、
皆、せっせと編み棒を動かしている。
聞けば誰でも参加OKの可「帽子クラブ」
入院・通院患者がここに来て
コットン糸で帽子を編んでいるとの事。
今からでも大丈夫よと言われ
陽が射す暖かなテーブルに参加。
抗がん剤で脱毛を免れない患者達は
病を抱えながらも前向き、
おしゃべりは途絶える事なく気が紛れる。
今日は体重、身長、血圧を測定のみで検査は無く
あとはシャワーを浴びるだけ。
そうかこの美しい?！裸を見るのは最後か･･･
10分でシャワーを浴び、ドライヤーを借りに
ナースステーションに向かう際
何やら殺気を感じ廊下を曲がると、
「あっ居たわ！」と友人Kがいてビックリ仰天。
時計は面会時刻終了間際、
間に合わないかもしれないのに仕事から帰り
車を飛ばして来てくれたのだ。
とても嬉しいが、帰る段になって
「あっ、1万円札しか無い」と言う。
ハイ、そうネ、駐車場の精算機で1万円札が
使える筈もなく、Kは私から駐車場代として
1,500円をふんだくって！！疾風の如く去った。
明日はいよいよ手術だ。
photo：お昼のカレー/揚げ野菜が嬉シイ
