4-1.抗がん剤治療AC 4/4
2015/04/11 Sat. AC4-19日目
現役引退組が多数を占める趣味の会に顔を出す。
ガン告知以降欠席していたので、約5ヶ月半ぶり。
病を知る人はいないが、ツルツル頭のオジさんに
死んだかと思ってた、そんなに髪長かった? と言われドキッ!
彼の頭には2度と生えてこない”髪”が、まさかニセモノだとも言えず
ゴメンナサイ、髪ってあると伸びちゃうのよねと笑って返す。
しかしつむじを見られたら多分バレる・・・
高価なそれのつむじは人工皮膚で目立たないらしいが・・・
会が終わると反省会と称して居酒屋へ繰り出す。
理系出身者が多く話が全く見えなくなる事もあるが、
一線で活躍してきた諸先輩から、企業の開発ストーリーの
裏表や失敗談などが聞けとても面白い。
明後日は入院、その翌日は2種類目の抗がん剤投与なので
今のうちにとお刺身を注文。
化学治療で白血球が減少し抵抗力が落ちると感染しやすくなるので
火を通した食材が良いというのは理解できるし
体が弱っている時は、自然とリスクがある物を避けるのが常だが
ジーラスタも打ったし白血球は大丈夫だろうと踏んで
マグロ、メバル、アオリイカ、ホタルイカなど平らげる。
ACは比較的楽だったが、次はドセタキセル。
ドセタキセル、という名前からしてイヤな感じがするから
今日、明日で食べたい物は食べておこう。
この際、味はよく分からなくても良いのだ。
食べたかった物を食べた、という充足感の記憶が残れば
この日の目的は達成!