X’masがやってきた?

2 入院〜退院
2014/12/09 Tue.
術後5日目—反省の日

お見舞いの品

朝の回診で赤みが引いてきましたね、
あとはこれだけですねと
先生がドレーンバッグを揺らし、
持って帰っても良いのですがねと笑う。
でも家のあちこちに引っかける絵が浮かび
どうしたって”持ち帰り”は避けたい。
排液よ、早く減っておくれと念じながら
毎日リハビリ体操するが
胸を開くのも、頭上で手を合わせる宗教ポーズも
痛くて上手くいかないのは
リンパ節を郭清しているから尚のコト。
それに熱い鉄板を入れた様な胸に
事の重大さを思い知る。
 

リハビリ講座、シャワー、昼食のあと
PC持参でデイルームの片隅で仕事して戻ると
がん告知の日に引き合わせた
友人KとSが揃って登場。
二人が持ってきたのは
生ハムにチーズ、胡桃パン、カキフライ、
焼売、Sお手製の浅漬け、りんご、
栓を開ける時にポンと音がする
シャンパンもどきの針金付きボトル等。
こ、これって、ピクニック?

これらをデイルームのテーブルに広げ
病院の夕食も運びお喋りに興じていると
先生が私を探しているではないか!
忘れてた、回診だ!と慌てて戻ると、
先生にお楽しみですねと笑われる。
あの位置からだと、シャンパンで盛り上がる
不謹慎な患者としか見えないではないか↓
むろんノンアルコールのお子様用
X’masシャンパン、と申し開きしたけど
失点-500。先生に嫌われたらどうしよう…

後になって仲良くなった患者さんに
あの時は病院でX’mas会 ?この人って? って
思ったわよーと言われ冷や汗。
今更だけど深く反省。

でも今日の主犯格はK。
Sはおっとりちゃんだから、まさか病院でこんな事に
なるなんて夢にも思わなかったに違いない。
Sちゃん、ごめんね、ヘンなKを紹介して・・・
でもね、実はSも共犯者よ!!

ケセラ の紹介

*2014年12月 乳がん手術・腋窩リンパ節郭清(G病院) *2015年1月 化学治療開始(抗がん剤・分子標的薬:AC、DHP+HP)、放射線治療30回を経てホルモン療法開始。 *2017年1月 LVA(リンパ管静脈吻合術・東大病院) *2023 現在ホルモン療法続行中
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