抗がん剤・分子標的薬治療DHP1

4-2.抗がん剤・分子標的薬 DHP1/4
2015/04/14 Tue. DHP1-初回投与
2つ目の治療、抗がん剤・分子標的薬DHP*投与の朝、
6時前に目が覚める。
*DHP:ドセタキセル・ハーセプチン・パージェタ

ドアに予約表は出ていないが
許可得て6時半にシャワー。
朝食後、酸化マグネシウムとアレグラ(花粉症薬)服用。

看護師さんが来て心電図モニターの電極を胸に3ツ付け、
血圧測定、酸素濃度をチェック、
やがて主治医が来る。
体調は良いが、昨日の採血時の激痛で
針を刺すのが不安な事、
薬剤師さんから薬剤説明を
未だ受けていない旨伝える。

昨日の血液検査は一部にH(High)やL(Low)があるが
投与を中止する程の理由は無く投与開始、
いよいよ針を刺す段となる。
アドレナリンが一気に噴出、
緊張感がピークに達し
先生お願いしますと言う声はかすれ、
すがるような目で懇願
ーこんなに必死に人にお願いする事なんぞ
最近無かった・・・
先生が左上腕部をきつく縛り血管を探す。
見たくはないが薄目を開けて見ていると、
手の甲にすっと針が刺さる。
ほとんど痛み感じず
先生に感謝×100! 心からお礼を述べる。
この難関を突破したらあとは静かに
時が過ぎるのを待つだけ、
今日の点滴は終わったも同然で
嬉し涙

[抗がん剤DHP1/4回目投与]
今日のメニュー
1 生食 50ml 5分
2 パージェタ(ペルツズマブ Pertuzumab) 840ml 60分以上
3 生食 50ml 60分(Infusion Reacion*症状が認められないか確認)
4 ハーセプチン(トラスツズマブ Trastuzumab)8mg/kg 90分以上
5 デキサ+カイトリル 5分
6 ドセタキセル(Docetaxel) 75mg/m² 60分
7 生食 50ml

投与
1-生食 50ml 5分
2-パージェタ(ペルツズマブ Pertuzumab)投与
 最初の5分は要観察で看護師さんの付き添いあり。
 その間に輸液ポンプのアラームが鳴り、
 気泡エラーとの事。
 音が消えない為電源を落とし手の甲の弁を止め
 チューブ交換となり10分後に再スタート。
 その後は30分毎に、血圧、酸素濃度、
 体温をチェックしつつ
3-生食を60分かけてを流し、
 Infusion Reacion症状*が
 出ないか確認
 この間にトイレと昼食を済ませる。
4-ハーセプチン (トラスツズマブ Trastuzumab)投与
 13時過ぎに始まり、この時も最初の5分は
 看護師さんの付き添いと、30分毎の血圧測定、
 酸素濃度、体温チェックあり、約90分で終わる。
5-デキサ+カイトリルが始まる
 眠気が襲ってきて体が熱いように感じる。
 投与中気付いた事があれば何でも
 知らせるよう言われていたのでナースコール。
 食後で満腹のせいかしら? と言われ笑いが出る。
6-ドセタキセル
 ドセタキセルは最初の5分観察のあとは
 15分間隔でチェックが入る。
 ん〜やはりこれが曲者なの?・・・・
 と思っていると熱が少し上がってくる。
 が、問題無く、最後に
7-生食を流して16:20に終了。

投与は終わるまで約8時間
終わった途端、血管外漏出が怖くて投与中は控えていた
水分をたっぷり補給。
(針の刺し間違えだけでなく、投与中に動く事により
漏出する場合がある)

主治医は途中数回、経過観察に来たが
予期せぬ内科部長がお供をゾロゾロ引き連れ
回診に来た時は、胸元に聴診器を入れ5秒、
右手首の脈は3秒で診てあっと言う間に消え去り
まるで夢か幻の如し・・・
ま、何はともあれ無事DHPの初回投与が終わる。

夜も大きな体調変化なく、デイルームでPCを開けるが
さすがに無理は禁物と部屋に戻り23時過ぎに休む。

 


<Infusion Reacion>
投与に伴う反応という意味で、薬剤投与中、
投与後24時間以内に発現する有害事象のこと。
症状として悪寒、発熱、疲労、悪心、紅斑など。
重篤な症状として呼吸困難や血圧低下などを
起こす事がある。

<DHP詳細>
3週ごと1回を4回投与
▶︎DHP4回
 D:ドセタキセル(Docetaxel)
 (2023/7改定)
 H:ハーセプチン(トラスツズマブ Trastuzumab)
 (2022/3改定)
 P:パージェタ(ペルツズマブ Pertuzumab)
 (2022/3改定)
 

天ぷらそば

お昼:蓋をあけると好物の天ぷら!

ケセラ の紹介

*2014年12月 乳がん手術・腋窩リンパ節郭清(G病院) *2015年1月 化学治療開始(抗がん剤・分子標的薬:AC、DHP+HP)、放射線治療30回を経てホルモン療法開始。 *2017年1月 LVA(リンパ管静脈吻合術・東大病院) *2023 現在ホルモン療法続行中
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