救世主

4-2.抗がん剤・分子標的薬 DHP3/4
2015/06/07 Sun. DHP3-10日目
腋、胸、肩〜背中にかけて痛み強く
トラムセットとトリプタノール、
一昨日連携医で処方されたボルタレン服用。
加えてボルタレンサポ(座薬)も使うが効かず。

到来物のパイナップルは一瞬美味しく感じるが
口内炎に滲みて殆ど食べられず。
ご飯+コーンスープをはマズイ事この上ナシ。
食全般に関して絶望的・・・
体を起こすのも辛く
押し入れに籠もって泣きたい気分。

そんな時、救世主友人Sが自家製ラタトゥユ
味噌漬け物、卵など抱えて来てくれる。
口内炎で喋り辛いが、とりとめのない話で気が紛れ、
ボソボソするので避けてきた母のパウンドケーキも
食べられ、気持ちが一気にほぐれる。

Sが帰った後に温めたラタトゥユはしみじみ優しく
今日はSのおかげて起き上がり
地の底を見ていたココロが息を吹き返した。
穏やかで優しいSに感謝。
血管痛がさらに悪化。

AC投与で血管外漏出を経験し、
日を追うごとに赤黒くなっていったそれを
連携医は”壊死した血管”と言った。

その血管痛の左腕は
人前にさらすのがためらわれる。
腕など誰も見ないだろうが
目に入る度にその時の記憶、
今後も様々な恐怖に向き合う予測、
付いてまわる副作用を忘れるな、
と、いう無言の重圧が何とも苦しい。

この色が変わってよじれた血管が、
いつか目立たなくなる日が来るだろうか。
この先の抗がん剤投与回数とリスクを考え、
CVポート埋め込みを正式に
担当医師に相談してみよう。

腋、肩に広がる痛みに、
夜トリプタノールとトラムセット、ボルタレンサポ。
そして外出用の薬セットに、残っていたリリカを
見つける。救世主リリカ!
リリカを服用し、眠りに落ちる。が、
痛みが和らいだのではなく、睡魔に襲われただけ。

<教訓>
服作用は気になるばかりだから
何かをして気を逸らすこと!

血管外漏出 <関連ページ>
抗がん剤治療AC4 血管外漏出
血管外漏出について
救世主(血管外漏出で壊死した血管)

ケセラ の紹介

*2014年12月 乳がん手術・腋窩リンパ節郭清(G病院) *2015年1月 化学治療開始(抗がん剤・分子標的薬:AC、DHP+HP)、放射線治療30回を経てホルモン療法開始。 *2017年1月 LVA(リンパ管静脈吻合術・東大病院) *2023 現在ホルモン療法続行中
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