最後の分子標的薬治療HP14

4-3.分子標的薬 HP14/14
2016/04/07 Thu. HP14回目
穿刺の救世主・リドカインテープ無しで
挑むHP*投与も今日が最後。
治療日は採血と投与で最低2回の穿刺があり
思い返すと挿し直しが多々ありゾッとするが、
中でも血管外漏出はトラウマとなった。

イイ歳なのに針にビクビク、
さしずめ尻尾を垂れた捨て犬状態を
もう15ヶ月も続けてきたのだから情けない。
が、今日が最後と言い聞かせ採血、
今日でそれも終わる。

[ペインクリニック受診]
痛みが続いているので、トリプタノール
1日3個まで服用可と確認。
ビリビリ+痛みの我慢は良くないと
これ迄幾度となく言われてきたが
薬を飲み続けるストレスもある、
と言ってみる。
が、ストレスより実際の痛みを緩和する方が
大事だと医師らしいご尤もな意見。
恒久的に痛みを抑える薬なり何なりは
いつ出来るのだろう・・・

[内科受診 HPー14/14回目]
採血結果は範囲外もあるが
予定通り投与と判断した先生が
おめでとうございます、卒業ですねと笑う。
治療は今日で終わりだから
ホッとする気もあるがどうもスッキリしない。
今後は経過観察で数ヶ月に1回の
通院で済むが、病院と距離を置く
不安の方が大きいのは確かで
何とも複雑・・・

[分子標的薬HP14回目投与]
院内のコンビニで買った簡単なお昼のあと
ブブーッと呼ばれ
胡弓の音色が流れる治療室へ。
本人確認、薬剤の氏名確認、
といつものように投与が始まる。

怖い物見たさと、見納めに
半目を開けて針先を観察。
チクッ、ズーン、ピリピリと痛いが
血液が逆流するのを確かめ看護師さんが
テープで翼状針を固定し、
生理食塩液からルートを流していく。

そういえは、この病院はルートに
ループを作らなかったな・・・と
今頃になって気づくが、
針の角度が悪いのか痛みは続き
最後まで腕を温めながらの投与となる。
約3時間後針が抜かれた甲に
小さなテープを貼り
ロッカーの荷物を出して会計。

今後は3ヶ月毎の経過観察となる。
しばらくはウイッグは必要で
むくみもあり爪もまだ割れるし
最近は全身に加え肘も痛くなってきて
まだあと4年以上9年続ける
ホルモン治療もあり脅威・・・

帰り道
治療(線路)は続くよど〜こまでも〜♪
と歌い出しそうになり止める。
ダメダメ線路(治療)は続かないのだ、
治療は数年後に終わるのだ!!

 今年の初物

*HP : ハーセプチンとパージェタ

ケセラ の紹介

*2014年12月 乳がん手術・腋窩リンパ節郭清(G病院) *2015年1月 化学治療開始(抗がん剤・分子標的薬:AC、DHP+HP)、放射線治療30回を経てホルモン療法開始。 *2017年1月 LVA(リンパ管静脈吻合術・東大病院) *2023 現在ホルモン療法続行中
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最後の分子標的薬治療HP14 への3件のフィードバック

  1. リミ のコメント:

    私も母に反対されポートあきらめたけど、
    全く同じ!
    点滴、注射はダイキライ‼︎

  2. ルシアン のコメント:

    はじめまして。
    注射針がコワイのは私も同じ、やっぱりポート考えたけど家族に反対され見送りました。
    点滴の日はビビりまくりで、前回は同行の娘に「捨て犬みたいな情けない顔しないでよ!みっともない!」と言われヘコミました。
    捨て犬に愛を!

    • ケセラ のコメント:

      ルシアンさん
      わかります・・・
      一時、針を刺す30分前にリドカインテープを貼っていましたが、
      途中から、血管外漏出(経験)などのトラブル時に、痛みを感じず気づかない恐れがあるとして
      テープの使用が禁止になりました・・・

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