4-3.分子標的薬 HP8/14
2015/12/17 Thu. HP8-14日目
7月から5年間*のホルモン療法が
スタート、服用しているのは
閉経後のホルモン受容体陽性*の
患者が対象のアロマターゼ阻害薬の
アナストロゾール錠1mg。
*<ホルモン受容体陽性>
がん細胞に
エストロゲン(ER/女性ホルモン)受容体、
プロゲステロン(PgR/エストロゲンの
働きで作られる)受容体の
どちらかまたは両者が一定量以上ある場合
「ホルモン受容体陽性」と言い、
ホルモン療法の効果が期待できる。
乳がんでは、乳がん患者の6〜7割が
ホルモン受容体陽性と言われる。
・アロマターゼ阻害薬
乳がんの増殖を促すエストロゲンは
閉経後は卵巣で作られる事はなく
副腎から分泌されるアンドロゲン
(男性ホルモン)をもとに脂肪組織などに
あるアロマターゼ(酵素)の働きによって
作られる。
そのアロマターゼの働きを抑え、
エストロゲンの生成と乳がん細胞の
増殖を阻止する目的で使用される薬。
▷閉経後のアロマターゼ阻害薬は3種類
・アナストロゾール(アリミデックス)
・レトロゾール(フェマーラ)
・エキセメスタン(アロマシン)
アナストロゾール錠1mg
(2023年5月改訂)
アリミデックス錠1mgの後発品
服用方法:5年間、1日1回、
コップ1杯の水またはぬるま湯と一緒に服用
・・・つづく
*後に5年予定が10年になる