猫の楽園・田代島

4-3.分子標的薬HP13/14
2016/03/22 Tue. HP13-5日目


目的地は猫で有名な宮城県の田代島。
東京から東北新幹線はやぶさで仙台、
仙台からは昨年全線開通した
JR仙石線に乗車、偶然にも
G7伊勢志摩サミットの練習だろか?
Blueimpulseが空に描く弧を見ながら
終点・石巻へ向かう。

石巻からフェリーで45分の田代島に到着、
港、坂道、散歩に出た先々で
幾つもの猫の集団に遭遇。
中には丸々と太ったのもいて
震災前と変わらず猫が大事に
されているのを感じる。

早朝の漁港ではオバさんが
網の手入れをしながら船の帰りを待ち
どこからともなく集まった猫たちも
互いに微妙な距離を保ちつつ
同じく船待ち顔。
そして船が戻り網から魚を外す作業が
始まると、猫たちは売り物にならない
雑魚をじいっと待ち
ホレッと漁師さんが放ると駆け寄り
獲物を捕らえ、今度は背中を低くし
鋭い目で他を威嚇しながら物陰を
目指しようやく上等な朝食にありつく。

日向にいる猫も可愛いが
猫の本性見たり!のこの様子は
何度見ても飽きない。
島民の人口約80人より多い数の猫が
平和に暮らす田代島が
都会の無神経な金儲け主義の
餌食にならない様に願うばかりだ。

2011年3月11日の東日本大震災後、
機上から見た太平洋沿岸は緑が削られ
無残な姿と化し、今回の仙北線から
眺める景色も、石巻の市街地も
かつてここに何があったか想像すら
許さない光景だった。
石巻のフェリー乗り場は満潮時刻と
重なったとはいえやけに高い水位で
聞けばこの辺りは約1mの地盤沈下が
あったと聞き絶句。
震災前に訪れた田代島・任斗田港も
すっかり変わり果て愕然とし
改めて東日本大震災を思う旅となる。

さてこのメンバーには病気を伏せてきたが
寝る時はウイッグを外すから観念、
同室の友人には明かす事にする。
まず、う〜とうずくまり
頭のてっぺんに手をやり
頭頂部をむんずと掴み
勢いよくウイッグを引っ張り上げ
ウワワと後ずさりした友人を驚かせて
改めて告白。
フフ、タダで教えるんじゃツマラナイ

ケセラ の紹介

*2014年12月 乳がん手術・腋窩リンパ節郭清(G病院) *2015年1月 化学治療開始(抗がん剤・分子標的薬:AC、DHP+HP)、放射線治療30回を経てホルモン療法開始。 *2017年1月 LVA(リンパ管静脈吻合術・東大病院) *2023 現在ホルモン療法続行中
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