4-2.抗がん剤・分子標的薬 DHP1/4
2015/04/15 Wed. DHP1-翌日1
5時前、同室患者さんの高いびきで目が覚め
PC、携帯Wi-FiとiPhoneを持って部屋を抜け出す。
日の出は入院した昨年12月より1時間20分早くなり5:09。
太陽が昇る方角は北寄りになり季節は確実に夏へ向かう。
大海原や雲を突き抜ける山の頂きで感じる
我が身の小ささをここでも味わう。
昨日の投与で大きな副作用も無く
心電図も異常なく退院許可が出る。
心電図のモニターが外され朝食のあと
体を拭く熱いおしぼりを貰ったが、
右の腋を拭いてビックリ!
白いおしぼりが何故か黒っぽいのだ。
んん? と思ってもう一度拭くとやはり黒い・・・
これ、腋が痛くてゴシゴシ洗ってこなかったせいだと
気付くのに少し時間がかかる。
恥ずかしながら汚いオバサンだった・・・
昨夜雨の中お見舞にきてくれたのは
仕事帰りのガン友の若いYさん。
入院中に数日一緒に過ごしただけなのに
気遣ってくれるとは何て奇特な!!
嬉しいし有り難い。
しばしベッドサイドでお喋りして帰るが、かすれ声が心配。
今朝はちゃんと朝食を食べて出社しただろうか、
新しい仕事はストレスが多そうだけど・・・と
何だか娘を思うような気持ちになる。
退院の会計待ちで、またしても、
若い患者さんが多いのには驚く。
若い人こそ年に一度の検診を必ず受けて
欲しいと心より願う。
帰宅し母が用意しておいてくれた夕食を食べる。
緊張感が溶け疲れが出て早く休む。