4-1.抗がん剤治療 AC1/4
2015/01/19 Mon. 初めてのAC療法
リネン室のドアを明ける音で
予定より1時間早く眼が覚める。
お風呂に入り自宅送りのパッキングした荷物を
フロントに預け朝食を済ませ、いざ出発。
リムジンで移動、病院に到着し、早速採血。
血管が細く針が入りにくいが上手くいきホッ。
次に胸部撮影、血圧・体重測定、検温し待つ。
[内科受診]
内科の抗がん剤治療担当医の診察、
検査結果は問題なく予定通り
AC1回目を受ける事になる。
問診票記入の風邪薬は、治療の処方薬と
バッティングするので服用は禁止となり
副作用等について聞く。
抗がん剤治療AC:
A:アドリアシン(ドキソルビシン)
C:シクロホスファミド(エンドキサン)
・手術後の再発予防を目的とした治療の1つ、
再発する確率を20〜25%減らす可能性がある
・3週ごと1回を4回投与
*副作用(個人差有)
・吐き気・嘔吐・食欲不振
・脱毛
・白血球減少
・心機能を低下(アドリアシン)
・月経・生殖機能への影響
・その他
[抗がん剤AC1回目投与]
呼び出し機がブブーと鳴り治療センターで
ID番号と名前を確認。
匂いの強くない飲み物や食料等の
持ち込みは可能と聞きロッカーに荷物を預ける。
薬剤師さんから薬の説明を受け、
吐き気止めイメンドカプセルを服用し
TV付きのリクライニングベッドに移動。
点滴の薬剤に印字されている氏名を確認、
手術と反対側の左腕に点滴の針を刺す。
点滴中はなるべく腕を動かさないように、
特にアドリアマイシンとシクロフォスファミドは
血管外漏出が起きると厄介なので注意、
またアドリアマイシンは尿が赤くなるが
心配はいらないと説明を受ける。
点滴開始
1 吐き気止めアロキシパック+デキサート 15分
2 治療薬アドリアシン(ドキソルビシン)+生理食塩水 15分
3 治療薬シクロホスファミド(エンドキサン)+ブドウ糖 30分
自然に落としてきた点滴は、
2から3に変わり薬剤が透明になった所で
点滴の落ちる速さを500m/1hに設定。
また点滴中は水分を沢山摂るように言われ
初めての抗がん剤治療に同行の妹が
買ってきた飲み物を飲みながら
左腕を動かさない様に過ごす。
カーテンで仕切られた隣の患者さんが
食欲を抑えるのが大変と話すのを聞いて耳ダンボ、
食欲旺盛、減退と両方経験したんですね、と
看護師さん。
正面の男性は髙イビキだし、
その横の男性も寝ていて、
患者さんの出入りも多く
センターはかなり忙しそうだ。
同じ格好が続き右腋が痛くなってきた為
体勢を変えるにも大きく動けず。
鼻の中が乾き痛みを感じるが我慢出来る範囲。
時折見に来る看護師さんに伝えておく。
4 ルートを流すための生理食塩水
点滴薬の入れ替えは2人体制の看護師さん
でWチェック、
病院からの配布資料の他に、直に接する
看護師さんの情報は有り難い。
無事初回の治療を終えトイレに行くと
聞いていた通りの赤い尿が出て驚く。
何だかボワーンとするため
途中からタクシーで帰宅、
目がまわってくるが仕事だけは片付け
貰ってきた薬のチェックはせず眠りにつく。