3 退院〜術後治療が始まるまで
2014/12/16 Tue.
退院2日目
自宅PCはMacの21inchでやはり快適、
メールであちこちへ退院の報告と御礼、
かけられる所には電話をする。
がんを身近に知る人はこれから始まる
抗がん剤治療の副作用を心配し
色々とアドバイスをしてくれる。
病院から貰った資料には、どの抗がん剤も吐き気、
嘔吐、白血球減少、食欲低下、脱毛、胃腸障害、
口内炎等などの副作用を伴うと書かれているが
その現れ方は個人差があるようだ。
これは始まってみないと分からないし
今から考えてどうにかなる物ではなく
粛々と受け入れるしか他に方法はない。
(あるいは抗癌剤治療を受けない選択肢もある)
そうか、副作用は起りうるもので個人差がある・・・
最悪ヘロヘロになって床に伏せるかもしれない・・・
なら、治療前に出来るコトをしておかなければ!と
再び沖縄行きの妄想が始まる。
<リバビリ体操のこと>
入院中はビデオを、退院後は病院で貰った
プリントを見ながらのリハビリ体操だったが
それと同じ動画
『乳がん手術後のリハビリ体操』を
ネット上に見つけ嬉しくなる。
この様なサイトがあるのはとても有難い。
プリントだとつい動作が早くなってしまうので
動画を見ながら時間をかけてするように心がける。
・・・しかしながら、腋と胸が痛くて思うように動かない。
繰り返す意義があるのだろうが、進歩がない・・・
入院中、リンパ浮腫の勉強会で聞いた注意点、
”手術側の右腕で頭を支ない、
右半身を下にして横にならない” は
どんなにお願いされても出来る物ではなく、
ましてうつ伏せ寝などとんでもない、
胸と腋と腕の痛みで、眠る時は天井を見て目をつむり、
起きた時もその体制は変わらず、掛け布団のズレもなく
どうやら痛みで動くこともできないようで
大人しく寝ているようで
夜中に寝返りを打つ事は決して無いのだ。
着替えも大変で、かぶり物は不可、
洋服は前開きの物のみ。
まず、痛い方の右腕を通して
それから左腕を通すのだが、これに時間がかかる。
何せ右腕をピンと伸ばす事が出来ないし
胸もぐっと開けず全くもって不自由だ。
お見舞いのお返しについては
切ったり張ったりしておしまいなら”快気祝い”
でも治療が長引くコトが予想される場合のお返しはどうする?
とりあえず退院祝い?? ガン友に相談してみよう。
夜改めて病院配布の冊子を見ると
楽観視できる状態でないのがよく分かる。
治す、治ると信じて進みたいが、
—ケセラあっという間だったわね、と
言われるかもしれない未来が待っているかもだ。
胸と腋と腕の痺れが
自分ががん患者である事を忘れさせてくれる事はない。