4-1.抗がん剤治療AC 2/4
2015/02/22 Sun. AC2-13日目
昨夜はコロッケにしようと
じゃが芋をマッシュし始めるが
腋と腕が痛く断念、ポテトサラダにする。
食欲は無いが、何かしていた方が気が紛れる。
腕を使う作業が辛い。
包丁で何かを切るののは未だに痛いし
キッチンの吊り戸棚は満足に手が届かない。
壁つたいリハで手が届いた所に
引くラインは足踏み状態、
針で刺されるような腋の痛みで
根性が無くなりつつあるが
止めてはいけないっ！と頑張る。
コロッケは自家製が常だが
作る度に学生時代友達のアパートで
食べた光景が蘇る。
奈良出身の元気なくせに顔が青い
ナス子のアパートに材料を持ち寄り
コロッケを作る事になった。
自分はじゃが芋担当、三重出身の
ボリューム女子は自らをドスコイと名乗り
小さい頃はお相撲さんになるのが
夢だった大らかな大食漢で
彼女がコロッケの具材担当となった。
が、持参したのはひき肉ではなく大量のツナ缶。
･･･?! ナス子とひっくり返ったが、
ドスコイは18年来、コロッケの中身は
ツナと信じて疑わなかったらしい。
それを覆され、廊下の公衆電話を
ガシッと掴み、郷里の母親に三重弁で猛抗議、
その姿にナス子と笑い転げた。
油の匂いが充満した小さな部屋で食べた
ツナコロッケ、
あの2人はどうしているだろうか？
次はあのツナコロッケを作ってみよう。
喉が痛く咳が出できたので
熱が上がらないように早く休む。
